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遺品整理の費用相場はいくら?間取り別の料金と高くなる条件【掲載業者344社の料金表から集計】

遺品整理の費用相場はいくら?間取り別の料金と、高くなる条件 未分類

親が亡くなり、実家や住んでいた部屋を片付けることになった。賃貸の部屋なので、明け渡しの期限も迫っている。そんなとき、まず気になるのは「うちの間取りだと、遺品整理にいくらかかるのか」「もらった見積もりは高すぎないか」ということではないでしょうか。

遺品整理の費用は、間取りだけでなく、物の量や建物の条件によって大きく変わります。また、遺品整理の費用について、国などがまとめた公的な統計は、編集部が調べた範囲では見つかりませんでした。

そこでこの記事では、当サイトに掲載している業者のうち、間取り別の料金を公開している344社の料金表をまとめ、費用の目安と、その数字の見方を紹介します。あわせて、費用の内訳、高くなる条件、見積もりが適正かを確かめる方法を、公的機関の資料をもとに解説します。

目次

  1. 遺品整理の費用の目安【間取り別】
  2. 費用の内訳
  3. 同じ間取りでも費用が高くなる条件
  4. 料金の決まり方は2種類ある
  5. 費用を抑える方法
  6. 見積もりが適正か確かめるチェックリスト
  7. 費用のトラブルと対処法
  8. よくある質問
  9. まとめ

1. 遺品整理の費用の目安【間取り別】

当サイト掲載業者の料金(間取り別)

当サイトに掲載している589社のうち、遺品整理に対応している業者は582社です。そのうち、間取り別の料金を公開している344社の料金を、間取りごとにまとめました(2026年11月3日時点)。

間取り料金を載せている業者真ん中の値半数の業者が入る範囲
1R・1K317社3.3万円2.5万〜3.8万円
1DK237社5.5万円4.5万〜6万円
1LDK267社7万円5.8万〜8.5万円
2K・2DK229社10万円8万〜12万円
2LDK274社12万円9万〜15万円
3K・3DK213社15万円13万〜17.6万円
3LDK282社17.9万円14万〜20万円
4K・4DK72社20万円16万〜22万円
4LDK198社20.2万円16.5万〜24万円

「真ん中の値」は、業者の料金を安い順に並べたときに真ん中にくる値です。「半数の業者が入る範囲」は、安いほうの4分の1と高いほうの4分の1の業者を除いた、真ん中の半分の業者の料金の範囲です。極端に安い料金や高い料金に引っぱられないよう、この2つの数字で示しています。

この表を見るときは、次の4点に注意してください。

  • ほとんどが最低料金です。 2,103件の料金のうち2,007件(約95%)に「〜」などが付いており、「この金額から」という意味です。実際に支払う金額は、これより高くなることが多いと考えてください。
  • 税込と税別が混ざっています。 税込と書いている料金が632件、税別が338件で、残りの1,133件は書かれていませんでした。
  • 1社につき、1つの間取りで1つの料金を使っています。 同じ間取りに複数の料金を載せている業者は、いちばん安い料金を使いました。「1LDK〜2DK」のように幅のある料金は、小さいほうの間取りに入れています。
  • 5LDK以上は載せていません。 料金を載せている業者が14社と少ないためです。

料金の幅はとても広い

表には「半数の業者が入る範囲」を載せましたが、すべての業者の料金を見ると、幅はもっと広くなります。たとえば3LDKでは、いちばん安い料金が2.8万円、いちばん高い料金が40.5万円でした。

これだけ差が出るのは、料金に何が含まれているかが業者ごとに違うためです。「作業の人件費だけ」の料金もあれば、「人件費、トラック代、ごみの処分費まで含む」料金もあります。料金表の金額だけで、業者の高い・安いを決めないようにしましょう。

他のサイトの「相場」と金額が違う理由

インターネットでは、遺品整理の相場としてさまざまな金額が紹介されています。当サイトの集計と金額が違うことがありますが、それは何をもとにした金額かが違うためです。

当サイトの表は、業者が公開している「この金額から」という料金をまとめたものです。実際に支払われた金額の平均ではありません。他のサイトの相場と比べるときは、その金額が何をもとにしているか(実際の支払額か、料金表か)を確認しましょう。

表の金額は目安です。実家の間取りと物の量を伝えて、実家じまい業者に無料で見積もりを依頼する

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2. 費用の内訳

遺品整理の費用は、主に次のようなもので組み立てられています。見積書を見るときに、どの費用が含まれているかを確かめる手がかりになります。

人件費

遺品を仕分け、箱に詰め、運び出す作業をする人の費用です。当サイトの掲載業者の料金表でも、「2名・2〜3時間」のように、作業する人数や時間を書いている業者が多くあります。物が多い家や広い家ほど、人数と時間が増え、その分費用も上がります。

トラック代・処分費

運び出した物を運ぶトラックの費用と、ごみとして処分する費用です。料金表の中には、作業費と処分費を分けて書いている業者もあります。たとえば「作業費+処分する物の量(立方メートル)ごとの撤去費」のような書き方です。

処分費を料金に含まず、「処分費は別」と書いている業者もありました。見積書では、処分費が含まれているかを必ず確認しましょう。

家電リサイクル料金

テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4つは、家電リサイクル法に基づいて処分します。環境省は、これらを引き渡すときに「『リサイクル料金』と『収集運搬料金』が必要になります」と説明しています。

リサイクル料金は、品目とメーカーによって違います。金額は、一般財団法人家電製品協会の家電リサイクル券センターのサイトで調べられます。当サイトの掲載業者の料金表でも、家電リサイクル料金を「別」と書いている業者が28社ありました。実家にこの4つの家電がいくつあるかを、見積もりのときに伝えておきましょう。

オプション(清掃・供養・買取など)

基本の料金とは別に、次のような作業を頼めることがあります。

  • 部屋の掃除(簡単な掃除は料金に含む業者もあります)
  • 仏壇や人形などの供養
  • 物の量が多い場合や、ピアノ・金庫など重い物の運び出し
  • においや汚れがひどい部屋の特殊清掃

どこまでが基本の料金に含まれ、どこからが追加になるかは業者によって違います。気になる作業がある場合は、見積もりのときに含まれているかを確認しましょう。

3. 同じ間取りでも費用が高くなる条件

物の量(間取りより大切)

費用に最も影響するのは、運び出す物の量です。同じ3LDKでも、物が少ない家と、押し入れや物置まで物でいっぱいの家では、必要な人数とトラックの台数がまったく違います。料金表に「荷物の量で変わります」と書いている業者もあります。

階段・エレベーター・駐車場所

エレベーターの無い集合住宅の上の階や、トラックを家の近くに止められない場所では、運び出しに時間がかかります。その分、人件費が上がることがあります。見積もりのときに、何階か、エレベーターがあるか、トラックを止められる場所があるかを伝えておきましょう。

一軒家の庭・物置・蔵

一軒家では、部屋の中だけでなく、庭の物置や倉庫、蔵にも物が残っていることがよくあります。間取りには入らない場所なので、料金表の金額には含まれていないことが多いです。見積もりのときに、部屋以外に片付けたい場所があれば必ず見てもらいましょう。

作業の日程と急ぎの依頼

賃貸の部屋の明け渡しなど、期限が迫っている場合は、作業する人数を増やして短い日数で終わらせることがあります。急ぎの依頼に別の料金を設けている業者もあるため、期限がある場合は早めに相談し、料金がどう変わるかを確認しましょう。

ゴミ屋敷のように、物が積み重なって床が見えない状態の場合は、遺品整理とは別の料金になることがあります。詳しくは「ゴミ屋敷の片付け費用はいくら?」をご覧ください。

4. 料金の決まり方は2種類ある

遺品整理の料金の決め方は、大きく分けて2つあります。

決め方内容気をつけること
まとめて決める料金(パック料金)「1LDKで〇万円」のように、間取りやトラックの大きさごとに料金が決まっている料金に含まれる作業と、含まれない作業を確認する
積み上げて決める料金作業する人数、時間、処分する物の量などを足し合わせて料金を決める見積書に、何がいくらかが書かれているかを確認する

どちらが安いとは一概に言えません。大切なのは、どちらの決め方でも、作業の前に書面で見積もりをもらい、追加料金がかかる条件を確かめておくことです。

5. 費用を抑える方法

買取を組み合わせる

家具や家電、着物、骨董品などで、まだ使える物や価値のある物は、買い取ってもらえることがあります。買取の金額を費用から差し引いてもらえれば、支払う金額を減らせます。

買取をするには、業者が古物商の許可を持っている必要があります。国民生活センターも、遺品を買い取ってもらう場合は、業者の古物商許可証などを確認するよう呼びかけています。見積書では、買取の金額が処分費と分けて書かれているかも確認しましょう。

自分で運べる物は自治体に出す

小さな家具や、ふだんのごみとして出せる物は、家族で片付けて市区町村のごみに出すと、業者に頼む物の量を減らせます。大きな家具は、市区町村の粗大ごみとして出せる場合があります。出し方や手数料は市区町村ごとに違うので、実家のある市区町村のサイトで確認しましょう。

ただし、家族で片付けるには時間と体力が必要です。自分たちでどこまでできるか迷う方は、「遺品整理は自分でできる?作業負担と懸念点を知る自己診断チェックリスト」も参考にしてください。

複数社の見積もりを比べる

同じ家でも、業者によって見積もりの金額は違います。国民生活センターも、「必ず複数の事業者から見積もりをとり、契約内容や料金を比較しましょう」と呼びかけています。2〜3社に見積もりを頼み、金額だけでなく、作業の内容と含まれる費用を比べましょう。

6. 見積もりが適正か確かめるチェックリスト

見積書を受け取ったら、次の点を確認しましょう。

  • 見積書を書面でもらったか(電話や口頭だけで決めていないか)
  • 現地を見るか、写真や動画で物の量を確認したうえでの見積もりか
  • 作業の日、作業の内容、料金、支払い方法が書かれているか
  • 人件費、トラック代、処分費のうち、何が含まれているか
  • 家電リサイクル料金が含まれているか、別か
  • 買取がある場合、買取の金額が分けて書かれているか
  • 追加料金がかかる条件と、追加の前に連絡してもらえるか
  • キャンセルしたときの料金(キャンセル料)
  • 回収したごみを誰が運び、どこで処分するか(市区町村の許可を持つ業者が運ぶか)
  • 残す物と処分する物を、業者と一緒に確認できるか

ごみの運搬については、環境省が「ご家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の『一般廃棄物処理業許可』や委託が必要です」と説明しています。片付け業者が自社で許可を持たず、許可を持つ業者に運搬を任せている場合もあるため、見積もりのときに確認しておくと安心です。

業者の見分け方は、「実家じまいの相談先の選び方」でも詳しく紹介しています。

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7. 費用のトラブルと対処法

遺品整理の費用をめぐるトラブルは、国民生活センターにも寄せられています。

2025年10月に国民生活センターが紹介した事例では、亡くなった父親の遺品の片付けを頼んだところ、電話で約20万円と聞いていたのに、作業の後に30万円を請求されたというものがありました。この人は、見積書を受け取っていませんでした。

2018年7月の公表では、作業のときに予定していなかった料金を請求され、最終的に見積もりの2倍の金額を請求された、という相談も紹介されています。ほかにも、見積もりのときに急かされて契約した、解約しようとしたら高いキャンセル料を請求された、という相談がありました。

トラブルを防ぐために、次の点を覚えておきましょう。

  • 作業の前に、書面で見積もりをもらう。
  • 作業の内容、料金、キャンセル料を契約の前に確認する。 国民生活センターは、「作業時には思いがけない追加料金を請求されることもあるので、事前に確認するようにしましょう」と呼びかけています。
  • 残す物と処分する物を分けておき、できるだけ作業に立ち会う。 残すはずだった物を処分されてしまった、という相談もあります。
  • 困ったら相談する。 消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどにつながります。

8. よくある質問

Q. 遺品整理の作業は、1日で終わりますか?

A. 間取りと物の量によります。当サイトの掲載業者の料金表で作業時間の目安を書いている業者では、1R・1Kは「1〜2時間」、3LDKは「4〜6時間」が最も多い書き方でした。物が多い家や一軒家では、2日以上かかることもあります。見積もりのときに作業日数を確認しましょう。

Q. 見積もりは無料ですか?

A. 多くの業者は無料で見積もりをしていますが、遠方への出張などで費用がかかる場合もあります。依頼する前に確認しておくと安心です。

Q. 遺品整理の費用は、誰が払うものですか?

A. 誰が払うかは、家族の事情によって違います。相続の手続きとも関係するため、費用を誰が負担するかは、作業を頼む前に家族で話し合って決めておくと、後のもめごとを防ぎやすくなります。判断に迷う場合は、相続の専門家に相談しましょう。

Q. 立ち会わずに頼めますか?

A. 立ち会いなしでの作業に対応している業者もあります。その場合は、残す物の確認方法や、作業の前後の写真を送ってもらうなど、確認の方法を事前に決めておきましょう。

9. まとめ

遺品整理の費用は、間取りよりも物の量や作業の条件で大きく変わります。当サイトの掲載業者344社の料金表では、真ん中の値が1R・1Kで3.3万円、2LDKで12万円、3LDKで17.9万円でした。ただし、その多くは「この金額から」という最低料金で、何が料金に含まれるかも業者ごとに違います。

費用を正しく知るには、実家の状態を見てもらい、複数の業者から書面で見積もりを取ることが一番の近道です。見積書では、処分費や家電リサイクル料金が含まれているか、追加料金がかかる条件、キャンセル料を確認しましょう。

実家の片付け費用は、状態を見てもらうのが一番の近道です。複数の業者を比べてみましょう。

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